誰か助けて…助けて…助けて…たすけてたすけてたすけて…
ひとり家の床で丸まり泣き出す私。この時はまだ、まさか自分がうつ病になるだなんて思ってもいなかった。
今朝も身体がだるくて起きられなかったみなさま、元気ハツラツに起きれたみなさまもこんばんは。ぷっちんいくらです。
本記事では、自分はうつ病になんてならないと信じて疑っていなかった私が心療内科受診に至ったうつ初期症状・自覚症状について語っていきます。(私の主な病歴はこちらをご参照ください。)
同じような症状が当てはまったらあなたもうつ病なりかけかも…?
診療内科受診のきっかけ
まず前提条件として、当時の私は体調の変化や状態に超ド級がつくほど無知であり鈍感だった。
例えば、私は今まで1度だけ電車で意識を失って倒れたことがある。冬になる前の涼しい秋ごろのとある月曜日のことだった。今まで倒れたことなんてなかったから、あわてて病院へ。
医者から「脱水症状だね」と言われたときにゃ、「んなバカな!!真夏でもあるまいに!?」とやぶ医者認定。憤慨して帰宅したのだが、よくよく考えてみりゃ、金曜日に帰宅してから土・日とほとんどご飯も食べておらず(当時はヘビースモーカーで仙人並みに煙で生きてた)、ごはん時以外で水分をとる習慣のなかった私は、金曜夜・土・日・月曜の朝までほぼ水分をとっていなかったのである。
そりゃ脱水症状で倒れもしますわな!?(´>ω∂`)テヘペロ
よくよく考えてみれば、電車乗る前から息切れてたし(運動不足だと思ってた)、寝不足で眠いだけだと思っていた倒れる前の強烈な眠気は意識失う兆候だったのか~と反省。(その日から水分とるの気を付けるようになった。)
そして、なるほどこれが脱水症状ってやつか!と学んだ私は、バセドウ病に罹患して息切れしてたのも、動悸してたのも、めまいしてたのも、ぜーーーんぶ脱水症状と運動不足のせいだと勘違いしてた★(お水飲んでるのになぁとは思ってたんだよ)
なんなら”めまい”という単語は知っていてもどういう状態かよくわかってなかったしね?立ちくらみみたいなグラァとする起立性のめまいと、漫画や映画で描かれているようなぐるぐるする回転性のめまいだけが”めまい”というものだと思っていて、急に視界が暗くなっていく症状が何かよくわかっていなかったのである。
そんなわけで、この状態…何か変かも…?と思うに至るまでも相当いろいろな事をスルーしており、心療内科を受診したころには中~重程度のうつ状態になっていました。
当時の自覚症状
初期~
- 朝起きるのがかなりつらくなる。(社会人はみんなそうじゃんね?)
- 仕事中に異様な眠気に襲われる。(これはバセドウのせいかもしれない)
- しんどくて湯舟に浸かれなくなる。(元気な時は2時間半身浴するほど好きだった)
- 家から会社までの5分程度の自転車通勤がしんどくなる。(バセドウのせいだと思ってたけど今思うと違う)
- たまに理由もなく不安感・焦燥感が出てきてそわそわする。(正直、これが出てきたら診療内科受診をおススメする。)
中期~
- だんだん身体が鉛のように重くなる。
- 自転車通勤ができなくなり、タクシーで通うようになる。
- 遅刻、欠勤、早退するようになる。
- 就業中、座っているだけでしんどい。トイレに籠って20分ほどうなだれたりすることがしばしば。
- ぼーっとただ空中を見つめている時間が多くなる。
- 10分ほどのシャワーでも座っているのが困難になり、1回は丸まって休憩しないと体を洗うことすらできなくなる。
- 簡単な物語・ストーリーが理解できなくなる。
- 理由もなく泣き出す。
後期~
- 倦怠感MAX。歩行困難どころか5分座るのも困難に。
- 会社に行く気が湧かない、行きたくない。
- スマホやテレビを見たり、簡単なゲームをすることさえ困難。
- 髪の毛が異常に抜ける。(毎日風呂場の排水溝にホラー現象発生)
- 目の前に座って話している人の名前が分からなくなる。
- 物忘れが激しくなり、今、自分が何をしているのか分からなくなる。(痴ほう老人並み)
- 22-17などの簡単な暗算が出来なくなる。(10分考えても答えがでない恐怖)
- 何も悲しいことは起きていないのに過呼吸になるほど号泣(パニック?)に。これまでの人生で感じたことのないほど強い不安感、焦燥感、動悸に襲われる。
- 何も考えたくない、何もしたくない、会社に行きたくない、タヒにたいと思うようになる。
ーとこんな感じだったわけですが、私がどの時点で「あれ?さすがにおかしいんじゃね?」と思ったかというと、【目の前に座っている人の名前が分からなくなる】【簡単な暗算ができなくなる】←ココ!!/(^o^)\これはまじで恐怖だった。
正直、自転車5分の距離すら通えなくなっていた時点や、就業中にトイレにこもって「いっそのこと意識失って倒れられたらいいのに…」とまで倦怠感がひどくなっていた時点でおかしいと気づくべきでした。
とはいえ、倦怠感は日々すこーーしずつひどくなっていくので麻痺っていきます。毎日10gずつ重りを増やされていく感じをイメージしてみてください。最初は10gくらいどうってことありません。10日で100gもどうってことないですよね。100日で1kg。このあたりでちょっと毎日持ち歩くには重いかな?って思うかもしれません。でも昨日990g→1kgだと、その差はなかなか感じにくい。
この少しずつ倦怠感が増える現象、私の場合、バセドウ病に罹患しはじめた25歳くらいから始まっていたと想定され、うつ病かもしれないと思うにいたるまで5年(1,825日)以上。途中、寛解に近くなって少し重りが軽減されたものの、再発によって再荷重。まぁ、1t超える重りを毎日背負って歩いていた…というと無理がありますが、少なくとも常に成人ひとり抱えて生活していたとような身体の重さを日々感じていたわけです。当然ですが、筋トレと違って鍛えられませんからねっ!?身体のほうは日々病に蝕まれて弱っていくわけなので、その重さは計り知れないものになっていっていました。
それでも倦怠感がおかしいと思えなかった理由は2つ。1つは前述したように、私が体調の変化に無知で鈍感なせい。
もう1つは、バセドウ病の治療中で担当医に倦怠感を訴えても「うーん。このホルモン値でそんなにしんどいわけないと思うよ?」と言われてしまっていたこと。
実際、私がこのとき感じていた倦怠感の9割はうつ症状によるものだったと後になってから思います。しかし、医者に”倦怠感は病気(バセドウ)のせいではない”と否定されてしまったことで、私は自分を責めるようになってしまいました。
私のがんばりが足りない、怠けているだけなんだ…。
ーと。私がうつ病になったきっかけは、間違いなくバセドウ病の治療がうまくいかず、短期間で再発・治療再開になったせい。うつ症状を悪化させた原因は複合的なものも大きかったですが、最大の要因はこの自責の念だったと思います。
心療内科受診前の生活
身体は鬼のように重く、髪の毛はハゲるんじゃないかと思うほど抜け、会社を休む日が増えてしまい、とうとう有給も消化しきって無給欠勤状態。
当然、職場では上司から叱責を受ける。しかもこの時、地元への転勤が叶って上司が変わったところだったので余計だ。営業職だったので仕事できないどころか出勤すらしないお荷物が増え、目標ノルマだけ増えてるのだから部長も気が気ではなかったであろう。
しかし、こちらもこちらで人生の山場。何なら2桁の暗算もできねぇからな!部長の成績を考える余裕なんてねぇんだぜ!!
バセドウ病治療中であることもずっと会社に隠していたのだが、状況が状況だけにそうもいかなくなったので、部長に話すことに。
私「ーと言うわけで、実はバセドウ病が再発して今治療中で…。数値が落ち着くまで、体調に波がある上、寛解まであとどれくらいかかるか分からない状態で…。」
部長「…状況は分かったけど、だからと言って目標売上額が減るわけではないからね?営業である以上、同じ課のメンバーにも迷惑がかかるわけだから、業務系(事務)に部署移動してもらわないと。」
今思うとこの上司クソだよね?(^ω^)
泣きながら病気を告白してる部下に対して、今の部署で居たかったら早く病気治してノルマ達成しろって脅してきたんだぜ。こっちだって早く治したいに決まってんだろが!
でもこの時の私はもう弱りに弱ってたので、今の仕事を続けられなくなるかもしれない、ということに若干パニックに陥り、すみません…すみません…と泣くことしかできなかった。
しかもね、この言葉で私はキャリアを諦める決意をしようとしていたの。日に日に体調が悪くなっていく中で、確かにもう営業(総合職)は続けられないかもしれない…。大学時代から現場を学んだ上で営業の道に進むことを夢み、ようやく実現したところだった。総合職以外の職種は考えたこともなかったけど、周囲への迷惑を考えれば、それも考慮すべきかもしれない。
そう思って数週間後、部長に相談しにいったのです。
私「以前、部長がおっしゃっていた部署移動について考えました。現状、体調は良くなるどころか悪化しています。このまま営業部にいるのもご迷惑かと思いますので、業務系に部署移動させて頂きたいです。」
部長「…っ!そんな突然業務系に行きたいとか言われても無理だよ!今、業務系は人員削減してんだからさぁ!」
は?テメェが業務系に行けって言ったんだろうがよおおおおおお(^ω^💢)
いやぁもう、無能上司だったね。昭和脳の根性論上司だったので怠けて詐病申告しているだけと思っていたのかもしれませんが、それにしても病気だと申告している部下に脅しで発破かけてたわけです。遠まわしな退職推奨だった可能性もありますが、それにしてもへたくそ。まずは休職を勧めるとかもっとあっただろうに…。
ーと、今ではこう思えますが、当時は大パニック。
????
なんで????業務系行けっていったの部長じゃん???
じゃあどうしたらいいの????
。゚(゚´Д`゚)゜。びえーーーーん
こっちは目の前に座ってるお前の名前も思い出せないんだぞ!?
人生最大の体調不良状態で売上目標達成する方法なんぞ、思いつくはずもない!(何なら今でも思い浮かばん)
家に帰ってスーツを脱ぎ、床に丸まって泣き出す。

誰か助けて…助けて…たすけて…たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけて…
10分ほどしたらケロっと立ち上がり
(´・ω・`)?誰に何を助けてほしいんだ…???←
私の鈍感さ極まれり。
たしかに部長の言葉には困ったが誰かに助けを求めるようなことじゃない。病気も誰かに助けを求めて治してもらえるようなものでもない。ほかに特別聞いてほしい悩みがあるわけでもない。一体誰に何を助けてもらうってんだ。変なの。
って。
変なのはお前だ。
今思えばですよ。そりゃ不安にもなるし、誰かに助けて欲しいとも思うでしょう。
死に直結するような病ではないとは言え、人生で初めて長期間の治療が必要な病にかかり、一度は寛解したと思ったらすぐ再発。治療すればきっとすぐ治る!と思っていたら一向に良くならないのに、医者は今の数値でそんなにしんどいのはおかしいとかいう。それだけでも不安要素は十分なのに、キャリアを失う覚悟を決めたら無能部長はわけわからないコトを言う。具体的に何をして欲しいわけでなくても、心の支えが欲しいと思っても全く不思議ではない。
でも鈍感で麻痺りまくっている私はこの時、体調不良以外で困っていることは何もないと本気で思っていた。過去大変だったあの時に比べれば、今なんて全く大変じゃない。あの時に比べたら今なんて幸せだ、と。
そして私はさらに自分を責めていく。
やっぱり私の努力が足りないんだ。
ようやく診療内科への紹介状Get
さて、自分を責めに責めて症状を悪化させ、目の前で話している人の名前が分からなくなったり、簡単な2桁の暗算が出来なくなった時、ようやくおかしいと気づいた。
というか、この恐怖、おわかりいただけるだろうか?
突然ふっと目の前で話している人が誰なのか分からなくなる。いくら考えても名前が出てこない。上司や同僚、よく顔を合わせていた人なのにも関わらず、だ。
頭が真っ白になる。血の気がサーッと引いていく。一生懸命考える。えっと…えっと…今はこういう話しをしているから…この人は同じチームの人で…〇〇案件についてのミーティング中で……えっと……どれだけ考えても名前は出てこない。
これよりさらに恐怖だったのが、2桁の暗算が出来なくなったこと。
忘れもしない22-17の恐怖。どれだけ考えても22-17が出来ない。えっと…1の位が2と7だから…10の位から借りてきて12-7になって…えっと…????12-7……いや、もっと簡単に考えよう。(十分簡単)10-7+2って考えればいいんだ。そう。まずは10-7………??????
まじポンコツ。知能レベル小1以下。小1に失礼なレベル。
ついでにいうと、この時に見た子供向けディズニー映画である「トゥモローランド」のストーリーすら理解できなくなっていた。\(^o^)/
いやいやいやいや…20代に比べたら体力なくなったよねぇとか言い始める30代になったとはいえ、まだ30代なったとこやぞ!?さすがにここまで知能衰えんやろ!?
怠けた私の努力不足だったとしても、10分かけても2桁の暗算ができなくなるのはさすがにおかしいて!
ーと思い、かかりつけ医であるバセドウ病の専門医に状況を説明。
私「…というわけなので、バセドウも見てくれて、精神科か心療内科もあるところに紹介状書いてください;(´;ᾥ;`);」
医者「えっとね…甲状腺科と精神科がある所ないわけじゃないんだけど、ほとんどなくてね…あと、精神科ってもっと重い(というか激しめの)症状の人が行くところで、初診2か月待ちとかだから、まずは心療内科に通ってみてはどうかな…?」
私「…何でもいいからどっか紹介して…;(´;ᾥ;`);」
採血待ちの間、しんどすぎてまともに座っていることもできず、体を二つに折ってうなだれながら待っていた私。それを見た看護師さんが採血の準備しながらやさしい言葉をかけてくれる。
看護師「…最近、嫌なことでもあったんですか?」
私「。°(°´ᗝ`°)°。(涙ダバァアアアアアア)…ヒッグエッグ…わ…分からないんです…な、なにもっ…エッ…ヒッ…嫌な事なんてないのに……しんどくて…ヒックヒック…」
看護師「…そっかぁ。ぬるま湯で10分くらい半身浴すると、少し気持ちが落ち着きますよ。」(天使)
私「うううううう…前はっ………好きだった…のにっ…今は…しんどくて…それも…できなくて………(涙ダバァァァァァァァ)」
ああ…優しい天使に引かれた。絶対引かれたわぁ…ごめんよ、看護師さん、めんどくさい患者でええええ。
ーとこの時は思ってたけど、まぁ、看護師さんプロだからさ、たぶん見て分かってたと思う。
こいつ結構病んでるな、って。
そんなこんなでようやく診療内科の紹介状をGet。しかし、当時の心療内科ってすぐ診察しくれなかったのよね。最速で予約できたのが2週間後。この時の2週間はえぐいほど長く感じました。もうすでに希死念慮がでてきており、脳内は「タヒにたい」でいっぱいだったから。
思い当たる症状があったら…
さて、ここまでで思い当たる症状はあったでしょうか?うつ病の症状はひとそれぞれなので、私とは異なる症状を抱えている可能性はあります。明確に言語化できなくても、”なんか今の状態…変。心療内科にかかった方がいいのかな…?”と思ったのなら、その直感、かなり高確率であたります。
また、身近な方でうつ病の可能性があって心配。受診を促したいけど、どういえばいいのか…。と悩んでる方、こういってあげてください。
「今、身体がしんどいんじゃないかな?顔色が悪いよ?病院には行った?ひとまず受診してみたらどうかな。まずはかかりつけの内科へ。突然、不安や焦燥感に襲われることはある?もしあるなら、心療内科がおすすめだけど、抵抗あるなら普通の内科でも頓服だしてもらえる。頓服があるだけでもだいぶ違うよ。」
ーと。
ストレートに「あなた何かおかしいよ?うつ病なんじゃない?病院行ったほうがいいよ。」というのは避けた方が無難です。最近は心療内科やカウンセリングを受けることにも抵抗が少なくなってきていますが、まだ受診に抵抗を持つ人はいます。
また、うつ状態の人はその時点ですでに絶不調にもかかわらず、平静を装おうと必死なことも。自分は変なのか…?頭がおかしいのか…?と悩んでいる可能性もあり、他人の目から見て明確におかしいと指摘されると、多大なショックを受けて反発する場合があります。
そのため、”受診すれば今のしんどい状態が少しでもラクになるかもよ。”というニュアンスで勧めてあげてください。
今はオンライン心療内科サービスもあって気軽に素早く受診できるような環境が整ってきています。対面クリニックはまだ初診2週間~1か月待ちもザラみたいですが、オンラインなら比較的早く気楽に家で受診できるので、何かちょっとおかしいかも…?と思ったら、みなさまも気軽に受診してみてはいかがでしょうか?(オンライン心療内科サービスについて診断書ビジネスだという問題も出てきているようですがその件については別記事に記します。)
次記事では、いよいよ心療内科初受診へ!

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